鉄骨造の建物を解体したい方必見! 費用が高くなる要因と安くするコツを解説

皆さんこんにちは。神奈川県横浜市を拠点に、解体工事や不用品回収、遺品整理、不動産仲介などを手掛けている株式会社ワンツースリーです。


解体工事を行う際、多くの方が気にすることといえば、やはり費用の問題ではないでしょうか。工事の費用は建物の大きさや構造、その他さまざまな要因によって変動します。たとえば「鉄骨造(S造)」の建物の場合、木造よりも費用が高くなる傾向にあるので、見積もりの確認と対策が重要です。ここでは鉄骨造の建物の特徴や、解体工事費用を安くするためのポイントについて解説します。




■鉄骨造の特徴


鉄骨造は、建物の骨組みに鉄骨を使用している構造です。木造(W造)の建物では木材を使って柱や梁を作りますが、それをそのまま鉄骨に置き換えたものと考えていいでしょう。


木造と比較すると、鉄骨造は強度が高く、防音性もやや優れています。ただ、鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)には及びません。その代わり、鉄筋コンクリート造に比べて施工費用が安く軽量というメリットがあり、集合住宅や工場、倉庫など多くの建物で使われています。


また、鉄骨造は「軽量鉄骨造」と「重量鉄骨造」の2種類に大きく分けられます。軽量鉄骨造は厚さ6mm未満の鋼材を、重量鉄骨造は厚さ6mm以上の鋼材を使用している構造です。


軽量鉄骨造は、主に戸建て住宅やアパートなど、比較的小規模な建物に使われます。一方、強度や防音性に優れる重量鉄骨造は、ビルやマンションなど大きな建物で採用されます。重量鉄骨造は強度が高い分、構造をシンプルにしやすいのも特徴です。


そして鉄骨造は、建物の解体費用も木造に比べて高く、鉄筋コンクリート造よりは安い傾向があります。より強度が高い構造であるほど、解体に時間がかかったり特殊な重機が必要になったりするからです。




■解体にかかる日数の目安



鉄骨造の建物の解体にかかる日数は、概ね15日前後です。木造の場合は10日程度が目安なので、鉄骨造は木造に比べて多少長引くと考える必要があります。理由は前述した通り、鉄骨造の方が木造に比べて強度が高いからです。


もちろん、建物の規模や立地、その他さまざまな条件によっても、解体にかかる期間は変化します。大規模なビルやマンションの解体であれば、より多くの日数が必要です。一方、戸建て住宅などの小規模な建物であれば、数日で解体が終わることもあります。具体的にどのくらいの日数がかかるのか知りたい時は、見積もりの段階で解体業者に確認しましょう。




■本体の大きさ・構造以外にもある! 解体費用が高くなる要因


解体工事の費用を決めるのは、建物の規模や構造だけではありません。他にもさまざまな要因が費用を左右し、状況によっては想定以上に費用が高くなってしまうこともあります。解体費用が高くなる主な要因を見ていきましょう。



・騒音対策が必要

解体工事の際には騒音が発生し、想像以上に周囲に影響を与えます。そのため、解体工事の作業は騒音規制法に基づいて規制されており、なるべく騒音や振動が発生しないようにする配慮が必要です。


たとえば、防音シート、防音パネルの設置、低騒音型の重機の使用、早朝・夕方・土日の作業を避ける、急がず丁寧に作業を進めるといった対応が求められます。特に、隣の建物との距離が近い場合や、閑静な住宅街で解体工事を行う場合は、厳重に対応しなければなりません。


そして、厳重な防音対策が求められる建物であればあるほど、解体費用も高くなります。防音シート、防音パネルの設置量が多くなれば費用が上乗せされますし、特殊な重機のレンタル費用がかかったり、丁寧に作業を進めることで工期が長引いたりするからです。



・残置物がある

建物を解体する際、建物内にある家具や什器などは依頼者の責任で片付けるのが基本ですが、絶対に撤去しなければならないわけではありません。こういった「残置物」があったとしても、まとめて解体してもらうことは可能です。残置物の残骸の処分も解体業者に任せられるため、撤去の手間が省けます。


・地中埋設物がある

建物が建っている地面の下には、「地中埋設物」が存在している場合があります。地中埋設物とは、文字通り地面に埋まっている廃棄物などのことです。たとえば、昔あった建物の基礎部分や古い水道管、井戸などが該当します。


建物を解体して更地にする場合、地中埋設物も原則として撤去が必要です。小規模なものであれば数万円程度で撤去できますが、大きいものだと数十万円もの撤去費用がかかってしまうこともあります。


また、地中埋設物は工事前の段階で発見するのが難しく、解体工事の途中で存在に気づくことが多いのも厄介な点です。この場合、最初の見積もりには地中埋設物の撤去費用が含まれていないため、追加で費用がかかってしまいます。



・アスベスト含有の建物

建物にアスベスト(石綿)が使われていると、その除去費用が発生します。アスベストは耐久性や耐熱性に優れ、かつては建築材料として広く使われました。しかし、発がん性や環境への有害性などの問題があると判明したため、現在では使用が禁止されています。


そして、アスベストが使われている建物を解体する時は、「石綿取扱作業従事者」などの資格を持った人が作業を行い、除去したアスベストは正しく処理しなければなりません。こういった手間がかかるため、工事の費用も上乗せされ、予想以上に高くなってしまうことがあるのです。吹き付けアスベストの使用が規制されたのは1975年9月からなので、それ以前に建てられた建物には使われていることが多く、注意する必要があります。




■解体費用を安く抑えるコツ


解体工事の費用は、建物を解体する際に決して無視できない問題です。負担を軽減するためにも、費用はなるべく抑える必要があります。そこで、工事を依頼する際は以下のポイントを意識しておきましょう。



・残置物はあらかじめ処分する

前述したように、建物内に家具や什器などの残置物がある状態で解体すると、それらの処分費用がかかってしまいます。そのため、残置物はあらかじめ撤去・処分しておくのがおすすめです。これは解体費用が高くなる要因のうち、唯一自分で対処できる部分でもあります。

尚、ワンツースリーでは残置物の処分を一括で対応できます。

解体と同時に一括でご依頼いただければ、割安で残置物の処分ができるので是非お任せください。


・繁忙期を避ける

解体業者の繁忙期には、工事費用が高く設定されていることが多く、この時期に依頼すると費用が余分にかかってしまいます。一般的な解体業者の繁忙期は、決算のある年度末に向けて公共事業関係の依頼が増える、12月~3月です。この時期に工事を行うのはなるべく避けましょう。繁忙期を避ければ、都合のいい日程で工事をしやすくなるというメリットもあります。



・相見積もりを取る

解体工事業者を選ぶ時は、複数の業者から見積もりを取って比較する「相見積もり」を行うのがおすすめです。たとえ同じ工事内容でも、解体業者によって見積もり金額は異なります。なぜなら、業者によって技術力や現場・廃棄場所への距離、必要な作業員の人数や重機の数などが違ってくるからです。


相見積もりを取れば、複数の業者の工事費用やその内訳を比較し、最も適正と思われる業者を選ぶことができます。また、不当に高い料金を請求してくる業者や、逆に安すぎて怪しい業者を排除できるのもメリットです。もし見積もり内容によくわからない点があれば、遠慮なく業者に確認しましょう。



解体工事にはまとまった費用がかかり、大きな建物や複雑な構造の建物であれば、さらに費用が高くなります。費用を抑えるためにも、工事を依頼するタイミングはよく検討し、相見積もりによって最適な業者を選ぶことが大切です。もちろん、安全に解体工事を行えるかどうかも重要なポイントですから、まずは十分に情報収集を行いましょう。


ワンツースリーはあらゆる建物の解体が可能で、年間180件以上の解体実績があります。車両、重機を自社保有していることによるコスト削減や、迅速丁寧な対応力が強みです。


また、見積もりの提出も早く、基本はご依頼から3日以内に提出しております。何らかの事情で現地調査ができないケースでも、図面や資料から超概算での見積もり算出が可能です。もちろん、見積もりや工程表は書面で明確にご提供します。

また、上述の「残置物の処分」についても、一緒にご依頼いただければお安く対応しています。

見積もり・ご相談は無料で行っておりますので、解体工事をご検討の際はお気軽にご相談ください。